<中国の違法操業>二つの顔を持つ中国の態度に非難
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.14 15:10
#1. 13日、全羅北道群山市(チョンラブクド・クンサンシ)中央葬儀場の安置室。 1号室の冷蔵庫に1年ほど経つ遺体を保管している。 昨年12月18日にここに入った中国人の李永涛船長(当時29歳)だ。 李永涛は当時、群山於青島(オチョンド)沖で違法操業をしていた中国漁船・遼営漁号を指揮していた。遼営漁号は追いかけてきた海洋警察警備艦(3010号)の前部に衝突して沈没した。 違法操業を取り締まる海洋警察官4人は、中国船員が振り回した凶器で大けがを負った。 中国外務省は事件発生の3日後、「中国漁船の沈没は韓国側の責任で、関係者を処罰して、人命と財産被害を補償するべきだ」という声明書を発表した。
#2.あれから約1年が過ぎた12日、仁川(インチョン)小青島(ソチョンド)沖。 ここで違法操業中の中国漁船を拿捕する過程で、中国人船長の程大偉(42)に刃物で刺された仁川海洋警察のイ・チョンホ警長(40)が死亡した。 事件直後、中国外務省は「韓国側が中国漁民に合法的な権益保障とともに人道主義的な待遇をすることを希望する」と発表した。