【社説】大規模停電がなぜこんなに多いのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.09 11:28
6日に蔚山(ウルサン)石油化学工業団地で起きた停電により1000億ウォン程度の被害を受けたと推定される。正常に再稼働するだけで1週間程度かかるという。「とてもじゃないが不安で工場を運営することはできない」という企業の不満に共感できる理由だ。特に今年は予告のない停電がとても多かった。大規模停電だけで3度目だ。1月には麗水(ヨス)産業団地の停電で600億ウォンの被害を受けた。9月15日の大規模停電はまだ記憶が鮮明な大災害だ。担当部署の長官・次官が一度に更迭された。そしてわずか後に今回の停電が起きたており、韓国電力は口がいくつあっても話す言葉はなくなった。
9月15日の停電時だけでも報告体系の不備と緊急対応の問題などがあったが、根本原因は安い電気料金による電力需要の急増だった。電力政策に相当な責任がある停電事故だった。だが、今回は変電所の線路遮断機故障のためだった。送変電の投資不足と整備のずさんさに、韓国電力が100%責任を負わなければならない事故だ。それも政府が電力料金を4.5%引き上げした次の日に起きた。