【社説】与党議員秘書が選管サイトを攻撃するとは
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.04 12:15
ソウル市長補欠選挙が行われた10月26日午前に2時間17分にわたり中央選挙管理委ホームページへのアクセスが不安定になった。DDoS攻撃を受けたためだ。これによって多くの有権者が大きな不便に見舞われた。投票所の位置や候補者情報、投票率現況などを調べるためにホームページにアクセスした有権者はなんの情報も得られずもどかしい思いをした。外にいた人たちは投票をあきらめなければならなかった。投票所の場所を検索できなかったためだ。選挙史上初の事件が発生するとすぐにデマが出回った。「選管委が投票率を低くするために仕掛けたもの」や「選管委は特定候補の選管委」という主張がツイッターなどを通じて広まった。こうした誤解のため選管委の信頼度はしばらく落ちたりもした。
選管委にサイバーテロを加えた犯人はハンナラ党の国会議員秘書であることがわかり衝撃を与えている。有権者の投票参加と選管委の公正な選挙管理を妨害しようとした者が与党議員秘書だとは本当に想像しにくいことだ。警察が犯人と目星をつけたコン某氏はホームページ製作業者を運営する知人のカン某氏らに選管委ホームページをまひさせるよう求め、カン氏らは200台余りのゾンビPCを動員して1秒間に263メガバイト容量の大量トラフィックを誘発するDDoSティドス攻撃を加えた。