韓国ミサイルの射程距離延長…キャンベル次官補「韓米で交渉中」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.03 09:41
米国のキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、韓米ミサイル指針に関し、「両国は現在(改定に関する)議論をしている」と述べた。キャンベル次官補は中央日報・JTBCとの単独インタビューで、「私たちは韓国の立場を尊重しながらも、慎重にこの問題を扱っている」とし、このように明らかにした。米政府の高官が韓米間でミサイル指針改定の議論が進行していると明らかにしたのは今回が初めて。キャンベル次官補とのインタビューは、JTBC開局を控え、先月21日に米ワシントンの国務省庁舎で行われた。
1979年に初めて制定され、01年に改定された韓米ミサイル指針は、韓国の弾道ミサイル射程距離を300キロ、弾頭重量を500キロに制限している。政府は昨年の北朝鮮の韓国哨戒艦「天安(チョンアン)」爆沈、延坪島(ヨンピョンド)挑発をきっかけに、ミサイル射程距離を最小限500キロ以上に増やし、北朝鮮全域を射程圏に置くべきだと、米側に要求してきた。