「韓国型スパコンで世界トップ10をねらう」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.25 08:58
今年6月、世界科学技術界に一大事件が起きた。日本のスーパーコンピューター「京コンピューター」が世界最速のコンピューターに選ばれた。8年ぶりのトップ奪還だった。中国の「天河1A」は2位に落ちた。世界最速という栄誉をつかんでから6カ月ぶりだ。昨年世界1位だった米国のスーパーコンピューター「ジャガー」は3位に落ちた。「世界スーパーコンピュータートップ500」順位の集計を始めた1993年以来、最大の異変だった。
米国・日本・中国のスーパーコンピューター競争に注目している人がいる。04年から韓国科学技術情報研究院(KISTI)スーパーコンピューターセンターを率いるイ・ジス本部長(49)だ。イ本部長は91年にドイツ国立スーパーコンピューターセンターの研究員となり、20年間にわたりスーパーコンピューターの研究を続けてきた。
イ本部長は24日、大田(テジョン)KISTIで開かれた記者懇談会で、「日本の京コンピューターより演算速度が3倍速いスーパーコンピューターを2015年までに構築する計画」と明らかにした。他国のスーパーコンピューターの性能も発展することを考慮し、2015年に世界10位以内に入るという目標だ。