「所得は高いが負債も多い」 首都圏居住者が借金に苦しむ背景
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.15 09:16
所得水準が最も高い首都圏居住者が最も負債に苦しんでいることが明らかになった。このため家計が実際に使える可処分所得は首都圏と地方の間の格差はほとんどなくなった。
14日に統計庁・金融監督院・韓国銀行が明らかにした「2011年家計金融調査」によると、首都圏居住者の年間経常所得は平均4349万ウォン(約297万円)で非首都圏居住者の3701万ウォンより648万ウォン多かった。しかし、ここから税金・年金・利子を除いた可処分所得は3485万ウォンで非首都圏の3096万ウォンを389万ウォン上回るにとどまった。教育費や食費のような他の必須費用まで考慮するとこの差はさらに縮まると分析される。格差を減らした主犯は負債だ。首都圏在住者の負債は7336万ウォンで非首都圏の3241万ウォンより2倍以上多かった。負債規模も首都圏の場合は昨年より15.7%増え、負債が増える速度で非首都圏の9.4%を大きく上回った。