世界最大1千兆円の借金抱えても動揺しない日本の不思議
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.11 09:40
欧州発の財政危機がイタリアまで飲み込んでいる。国の借金が多いというギリシャ、アイルランドに続き国内総生産(GDP)規模が2010年基準で2兆550億ドルと世界8位のイタリアにも救済金融の手を広げなければならない境遇に直面している。それなら国の借金が世界で最も多いという隣国日本の場合はどうだろうか。先月21日に読売新聞には「国の借金1000兆円突破」という記事が2面に短く載せられた。当時は円高に対する心配が深いためなのか、夕刊で短く扱ったこの記事の反響はあまりなかった。
日本の国の借金はこの報道の通り今年末に1000兆円を超える見込みだ。国内総生産に対する負債比率は210%、経済協力開発機構(OECD)加盟国で最も高い。救済金融まで受けたギリシャの157%、アイルランドの120%よりはるかに高く、世界的に見てもジンバブエなどアフリカ諸国しか比べる国がない。「失われた20年」と呼ばれる不況期に国債発行を通じ大規模景気振興に出た結果だ。