【社説】韓米FTA批准をこれ以上遅らせるな
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.09 14:57
韓米自由貿易協定(FTA)批准は一つの国際協定や案件レベルを超えて、共同体の原則と議会民主主義に対する重大な試験になっている。 国民が選出した政権が経済の発展と国の将来のために協定を締結した。 これは今の野党の前政権が締結したものを部分的な再交渉で調整したものだ。 相手の要求で自動車部門では追加損失が発生したが、製薬や農・畜産では追加利益を得て「利益の均衡」を維持した。 農・畜産など被害産業支援に今後22兆ウォン(約1兆6000億円)を使うなど補完策も用意した。 投資家・国家訴訟制度(ISD)のような骨格はグローバルスタンダードに従った。 前政権が採択したものを一文字も変えていない。
このように内容には問題がないが、野党と一部の市民勢力が反対したため、十分に討論しようと1年近い歳月を送った。 その間、相手が先に批准した。 両国は韓国国会の批准を終えて、来年1月1日から協定を発効することにした。 前後の事情がこうであるにもかかわらず、野党は国会常任委会議場を占拠し、猛烈に反対している。 このような場合、責任ある政権、正常な国なら、どのようにするべきか。