格付け会社「韓国の債務は少なく財政はしっかりしている」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.08 10:22
韓国のファンダメンタルズを侮って評価した2008年の反省なのか。欧州系格付け会社のフィッチ・レーティングスが今度は韓国に朗報を伝えた。フィッチは8月初めに米国の格付け引き下げで拡大した世界的財政危機後で初めて韓国の格付け見通しを引き上げた。金融危機当時の2008年11月にフィッチは韓国の格付け見通しを「ネガティブ」に調整した。当時外信の韓国評価は冷たく、特に欧州メディアの見方は韓国経済にとても批判的だった。
フィッチが今回の格付け見通し上方修正の核心理由に選んだのは財政健全性だった。実際韓国の債務と財政収支はともに良好だ。9月の国際通貨基金(IMF)の財政モニター資料によると、2010年基準で韓国の国内総生産(GDP)に対する政府債務比率は33.4%だった。米国の94.4%、日本の220%、英国の75.5%、フランスの82.4%に比べ国の資金事情ははるかに良い。先進国平均の98.1%はもちろん開発途上国平均の40.9%よりも低い。昨年韓国の管理対象収支はGDPのマイナス1.1%で、米国のマイナス10.3%、日本のマイナス9.2%、英国のマイナス10.2%などより政府の年間財政も堅実だった。毎年財政収支をしっかり管理したためそれが積もった国家債務も健康体質ということだ。