「FTA締結なら米国の植民地」 誤った情報で激化するろうそく集会(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.07 09:08
3日午後7時、ソウル汝矣島(ヨイド)産業銀行本店の前。これまで500人規模だった韓米自由貿易協定(FTA)反対集会に2000人(警察推測)が集まった。その間の集会は左派団体中心の宣伝戦に近かったが、この日は学生・主婦など一般市民が参加した「ろうそく文化祭」の形態となった。
ソウル陽川区(ヤンチョング)に住むという30歳代の主婦オさんが壇上に立った。「(韓米FTAで)医療民営化されれば、体が悪くても病院に行けず、赤ちゃんの予防接種もできない状況になるかもしれない」。仁川(インチョン)から来たという女子高生も「医療民営化で盲腸の手術を受ければ900万ウォン(現行健保適用時は患者負担金30万-160万ウォン)というが、そのお金がなければ死ななければいけないのか」と声を高めた。2人はともにソーシャルネットワークサービス(SNS)などで韓米FTA関連情報に接し、集会に自発的に参加したという。