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「中国共産軍、韓国戦争参戦2カ月前すでに戦争予算を確定」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.04 17:02
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「中国は北朝鮮の戦争計画と準備過程に早くから深々と介入した」。韓国戦争参戦国の中国の立場で、参戦の背景と目的を追跡したデビッド・チュイ博士(徐沢栄、57)は、英オックスフォード大博士学位の論文でこのように主張した。

チュイ博士は論文作成過程で人民解放軍の機密資料を引用した容疑で捕まり、11年間を監獄で過ごし、6月に釈放された。チュイ博士が書いた問題の論文『中国共産軍の6.25戦争参戦』は、出版を準備中にチュイ博士が獄中生活に入ったため、これまで光が当たらなかった。

 
論文作成のためにチュイ博士が証言を聞いた人物には、1949年にソ連指導者ヨシフ・スターリン(1878-1953)と毛沢東(1893-1976)の韓国戦争関連会談を通訳した師哲、鴨緑江(アムノッカン)を初めて渡った中国人民解放軍(人民支援軍の名前で参戦)第42軍司令官・呉瑞林も含まれた。

中央日報が最近入手したチュイ博士の論文によると、50年8月23日に戦争予算が確定し、毛沢東に報告された。抗米援朝(米国に対抗して北朝鮮を支援する)を掲げて中国共産軍が参戦する約2カ月前、参戦予算を確定したのだ。国軍と国連軍が洛東江(ナクトンガン)戦線で北朝鮮軍の攻勢を防いでいた時だった。米軍が北進し、38度線を突破するずっと前だが、参戦を既定事実化し、鴨緑江を渡る時期を見計らっていたのだ。

チュイ博士がインタビューした徐焔・中国国防大学教授は「翌年の51年の軍事費支出は国家全体予算の半分に達した」と述べた。中国は見返りに戦争を水面下で総指揮したスターリンから国家再建プロジェクト156件の支援を確保した。中国共産軍100個師団(約150万人)をソ連の現代武器体系で武装させる実益を得た。




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