続く複合災害…日本、残忍な「6災」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.04 10:56
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左からタイの洪水で浸水したソニー工場、ユーロゾーン崩壊危機に揺れる世界経済、東京のあちこちで見られる節電案内文。
欧州発の財政危機は円高につながる悪材料だ。欧州の危機が深まるほどユーロ売り円買いの流れが強まるしかない。日本の株式市場は欧州の状況に一喜一憂している。今年2月に1万891円06銭だった日経平均株価は、3月の大地震と欧州の危機で急落した。まだ8000円台だ。株価の下落は実物経済に移り、不況を招いてまた株価が落ちるとう悪循環につながっている。
さらに「50年ぶり最悪」というタイ大洪水が日本経済にカウンターパンチを食らわせた。タイは2700以上の日本企業の海外生産基地。部品工場がタイに集まっている自動車業界の打撃が特に大きかった。ホンダは部品不足で北米工場など世界各地の工場の生産を減らし、トヨタも北米地域4工場の操業を中断した。「地震による不振を下半期にばん回する」という経営戦略を立てた日本企業には‘青天の霹靂’だった。