北朝鮮の鉱物資源、韓国で1万8000年間使用できるマグネサイトも…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.28 17:31
越北詩人・朴世永(パク・セヨン)が作詞した北朝鮮の愛国歌は「朝は輝け、この山河、金銀の資源も豊かで、三千里うるわしわが祖国」で始まる。 歌詞の通り北朝鮮は‘鉱物強国’だ。 南北間の経済指標で北朝鮮が上回る唯一の分野が鉱物資源。 その資源に周辺国は目を向けている。 中国が北朝鮮鉱物開発に直接飛び込み始めたのもそのためだ。 韓国にも北朝鮮鉱物は南北間の経済協力を支える資産だ。 ところがこの資産には難題も隠れている。 それは北朝鮮の遅れたインフラと‘北朝鮮リスク’だ。 北朝鮮鉱物資源の現況と今後の開発上の問題について探ってみる。
2007年7月に北朝鮮端川市(タンチョンシ)のデフン鉱山を訪れた南北交流協力支援協会の関係者は目の前に広がる光景に驚いた。 「山全体が真っ白なマグネサイトだった。 その後ろにある山も白かった。 北朝鮮がその辺りの山をなぜ‘白金山’と呼んでいるか分かった」(チェ・ギョンス北韓資源研究所長)。坑道を掘り下げていく必要もなく、掘削機で掘れば済むマグネサイト露天鉱を見たのだ。