「長期戦に備えた韓国の通貨スワップ拡大は適切な措置」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.27 10:14
「韓国が日本や中国などと通貨スワップを拡大して行くのは非常に適切な措置だ」。
アジア開発銀行(ADB)のイワン・アジス地域経済統合局長(米国コーネル大学教授)は26日、韓国を含むアジア諸国が「長期戦」に備える必要があると話した。欧州の財政危機が呼び起こした金融市場の不安が簡単には沈静化しないという見方からだ。通貨スワップも突然訪れるかもしれない衝撃を予防するための防御幕になるという評価だ。マクロ金融専門家で域内経済統合・協力を担当するアジス局長はADBと企画財政部が共同開催したセミナーに参加するため韓国を訪れた。
アジス局長は「韓国・日本・中国だけでなくさらに多くのアジア諸国が危機予防と管理のための装置を用意する必要がある。チェンマイイニシアチブのマルチ化(CMIM)というインフラが構築されているだけに、これをさらに強化して効率的に作動できるようにしなければならない」と強調した。CMIMは東南アジア諸国連合(ASEAN)と韓国・中国・日本が外国為替危機予防のために締結した多国間通貨交換協定だ。