【コラム】一本橋を渡る韓国外交(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.21 16:29
断崖の間に橋が見える。 一つは鉄骨構造物で造られた往復10車線のトラス橋で、もう一つは板材で作られた揺れる一本橋。 大抵の強風にも鉄橋はびくともしないが、一本橋は微風でもがたがた揺れる。 広くて丈夫な鉄橋では騒いでも墜落する心配はほとんどないが、一本橋では少し油断してもあの世行きだ。
「米国が10車線の鉄橋の上にある国なら、韓国は一本橋にある国だ」。不快で、誇張された例えだ。 しかし「21世紀のマキャベリ」の冷静な目にはこう映ったようだ。 先週ソウルでジョン・ミアシェイマー教授(シカゴ大、国際政治学)に会った。 新現実主義国際関係理論の大家に挙げられる人物だ。 ミアシェイマー教授は世界で地政学的に最も不利な位置にある国に韓国とポーランドを選んだ。