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北朝鮮、経済難で乱掘…中国に次々と開発権譲渡(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.19 18:07
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中国が北朝鮮鉱物を買う段階を超えて、北朝鮮鉱山の開発にまで入り込んでいるのも問題だ。 韓半島最大の銅鉱山は両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)鉱山。 朝中国境に接したこの地域には中国の万向グループと北朝鮮の恵山青年鉱山が共同で「恵中鉱業合営会社」を設立し、先月、鉱山竣工式を開いて本格的な運営に入った。

統一部によると、中国は04年以降、咸北茂山鉄鉱、平安南道(ピョンアンナムド)ヨンフンモリブデン鉱山、平安北道ソンチョン金鉱、平安北道ウンパ亜鉛鉱山、平安北道ヨンムン炭鉱など20カ所を対象に北朝鮮と鉱山共同開発に合意、または開発契約を結んでいる。

 
チョ研究委員は「北朝鮮の鉱物は韓国企業が北朝鮮投資に乗り出す経済的な動因であり、今後の莫大な統一費用を減らすのに使われる韓民族共同の資源」とし「北朝鮮が採堀権を中国に譲ってしまえば、後に統一される時、殻だけが残った北朝鮮の責任を負う状況になるかもしれない」と指摘した。

統一部は中国の鉱山進出がほとんどMOUを締結したレベルで、本格的な採鉱につながるケースは少ないとみている。 しかし契約書に署名さえすれば後に韓国企業にとっては障害物となる。 世界的な鉄鉱山である咸鏡北道茂山(ムサン)鉱山がそうだ。 チェ所長は「当初、朝中両国は中国通化鋼鉄グループに50年の茂山鉄鉱採堀権を与えることで合意したが、北朝鮮が中国の投資遅延を理由に07年、一方的に契約を取り消した」とし「しかし今後、私たちがこの鉱山に進出する際、中国側が当時の契約を根拠に問題を提起する可能性がある」と述べた。

まだ深刻の状況ではない北朝鮮の鉱物売りが、後の韓国の北朝鮮進出と南北間経済共同体構築を妨げるおそれがあるということだ。


北朝鮮、経済難で乱掘…中国に次々と開発権譲渡(1)

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