【社説】韓日FTAを北東アジアFTAの第一歩に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.19 11:07
日本の野田佳彦首相がきのうから2日間にわたり韓国を公式訪問している。野田首相が就任後の本格的な外交活動の初の訪問地として韓国を選んだのは、韓国の戦略的な重要性を示すものだ。その背景には日本が最近中国の軍事的膨張と北朝鮮の挑発、友邦の米国との関係疎遠などの理由から韓国との関係改善の必要性を痛感しているという点がある。
韓日間の経済協力拡大にはこれまで過去の問題と独島(トクト、日本名・竹島)領有権問題、従軍慰安婦問題など両国ともに敏感な政治懸案が常に障害として作用してきた。それにもかかわらず野田首相が韓国を初めての公式訪問先に選んだのは、現実的に両国関係を厚くすることがより切実な懸案と判断したためだ。しかし野田首相の訪韓が単純に政治的なジェスチャーや儀礼的な訪問でないならば何か顕著で実質的な成果を上げなければならない。