【取材日記】「F1コリア」は外国人の祭り?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.14 11:17
F1コリアが14日から3日間、全羅南道霊岩(チョンラナムド・ヨンアム)で開催される。全世界のモータースポーツファンの祭りであり、企業広報の場でもある。年間27兆ウォン(約1兆円)の巨大資本が動き、「ビジネスレーシング」とも呼ばれる。これだけではない。広告・放送中継料・入場料収入を合わせると年間4兆ウォンにのぼる。参加12チームに対する企業スポンサーだけでも4兆ウォンを超える。これら企業はマシンやドライバーの服・ヘルメットに自社のロゴを付けて広報する。
こうしたグローバル広報の場が韓国で開催されるが、韓国企業はほとんど見られないのが残念だ。約100億ウォンの大会タイトルスポンサーは、昨年に続いて2年連続で出てこなかった。地元のGSカルテックス(潤滑油部門)などの企業がサーキットに広告看板を出す程度だ。中国・インド・マレーシアでは自国の代表企業がタイトルスポンサーを引き受けている。韓国企業の露出はLGが唯一。LGはF1コリアに関係なく08年にF1組織委に数千万ドルを出し、09年から今年まで全競技を支援するグローバルスポンサー契約をした。