【社説】技術・技能がなければ何で生きていくのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.12 15:11
私たちはバンクーバー冬季オリンピック(五輪)で大活躍したキム・ヨナ、イ・スンフン、モ・テボム選手はよく覚えている。 スポーツ一つで国民的な英雄になり、各種広告に出演してお金の座布団に座る。 しかし英ロンドンで開催された国際技能オリンピックで、誰がメダルを獲得したかを知っている人はほとんどいない。 韓国が17度目の総合優勝を果たし、07年から3連覇の偉業を達成した事実も関心外だ。 いや、国際技能オリンピックが4年に一回開催されるのか、2年に一回開催されるのかもよく知らない。
製造業で生存している韓国がこれではいけない。 2年ごとに技能オリンピックメダリストの写真が新聞の片隅に掲載され、拍手を一度して終わりだ。 朴正煕(パク・ジョンヒ)政権時代にはメダリストのカーパレードを開き、当時、家1軒の価格に該当する100万ウォンの褒賞金も与えた。 しかしいつからか関心が薄れた。 メダリストが就職しても「金メダル」よりも「高卒出身」というレッテルが貼られ、冷遇されたりした。 このため特性化高校卒業者の7割が何とか大学に入ろうとする。