<韓国入りした脱北者>白南雲の孫「子どもの教育のため脱北決意」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.06 08:55
4日に韓国に到着した脱北者9人のうち、白南雲(ベク・ナムウン)元北朝鮮最高人民会議議長の孫だと主張したのは、日本石川県で救助された直後から自ら「責任者」と話していた40代の男性だったと、日本産経新聞が5日報じた。
同紙によると、この男性は日本政府の調査で、「対南工作機関の幹部で韓国人拉致を指揮する位置にいた父が粛清されて地方に飛ばされ、それ以降、私は咸鏡北道漁大津(ハムギョンブクド・オデジン)の人民軍管轄地域でイカ漁をしながら生計を維持してきた」と述べた。
この男性は調査中ずっと自分の家族が北朝鮮でも屈指のエリートだったことを強調したという。また「生活は苦しくなかったし、食べ物にも不自由はなかった」とし「しかし北朝鮮の閉鎖的な体制では希望を持てず、子どもの将来の教育のために韓国行きを決心した」と話したと、同紙は報じた。