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自動車を除いて悲観的…7-9月期の実績に暗雲

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.27 09:15
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韓国企業の7-9月期の実績に暗雲が垂れ込めている。世界経済に対する不安感が強まり、韓国企業の収益性も落ちると予想される。

未来アセット証券とエフエヌガイドは7-9月期のKOSPI純利益を前期比3%減の27兆2000億ウォン(約1兆8000億円)と推定した。前年同期比では2.2%減となる見込みだ。

 
製造業の場合、7-9月期は非需要期にあたる。夏休みなどの影響で売上高が増えないからだ。さらに先月以降の米景気減速懸念と欧州の財政危機でさらに高まった世界経済の不安感は、企業の輸出などにも否定的な影響を及ぼしたと分析される。

アナリストの実績予想もさらに落ちている。NH投資証券によると、500大代表企業の7-9月期の純利益予想値は7月以降、下方修正されている。先月の予想値が前月比で4.5%も落ちたのに続き、アナリストは今月の予想値を先月比で4.4%も下方修正した。

NH投資証券のイ・アラム研究員は「業種予想の目安となる指標の一つ、利益修正比率の場合、自動車と部品業種を除いてはすべてマイナスにとどまっている」とし「利益予想値がさらに落ちる可能性も高い」と述べた。

業種別の差も広がる見込みだ。業況不振と半導体価格の下落に苦戦する情報技術(IT)業種の展望は依然として暗い。先月の純利益予想値は13.4%、今月は17.5%も下方調整された。原油価格下落などの影響でエネルギー業種の純利益も減ると予想されている。一方、自動車と部品関連業種は善戦している。

未来アセット証券のファン・サンヨン・リサーチセンター長は「7-9月期のITの実績はやや失望感を与えると予想される。化学業種は市場の予想水準または予想をやや下回る実績になるだろう」とし「下半期の企業実績予想値がさらに落ちるかもしれないだけに、投資には保守的に接近する必要がある」と述べた。

10-12月期の展望も明るくない。イ・アラム研究員は「国際通貨基金(IMF)が今年の先進国の経済成長率予想値を大きく下方設定した」とし「輸出株の比率が大きい韓国産業の特性上、先進国の景気が減速すれば国内企業の実績はさらに悪化する可能性が高い」と述べた。10-12月期の純利益予想値も先月に比べて3.9%下方修正された。

◇利益修正比率=実績予想を上方修正した企業から下方調整した企業の数を引いた後、全体企業数で割った比率。この比率が高ければ、該当業種の展望が明るいと解釈できる。

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