【社説】スーパースターK、「誇張」と「操作」の間
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.21 16:52
テレビのオーディション番組の人気が続くのは、公正性と感動に対する社会の渇望のためだ。 万が一でも嘘が入っていれば失望も大きくなるしかない。 映像媒体の特性上、多様な編集技法は番組制作の核心要素だ。 しかしあくまでも事実と真実を根拠としなければならない。 出演者が「映像操作」に抗議して本大会参加を拒否したMnetの番組「スーパースターK3」の制作陣にはこうした根本的な省察が必要だ。 「悪魔の編集」と呼ばれる自分たちの制作技法が強調・誇張・歪曲・操作のうちどの段階に属しているのかは、誰より当事者がよく知っているはずであろう。
私たちの目では、少なくとも歪曲は確実だ。 コンセプトやキャラクターなどと、自分たちだけの用語でごまかすことではない。 芸能人でもない、未成年者が含まれた一般人出演者の行動が無防備状態でカメラに露出された。 慎重に編集するべきだった。 出演陣が交わした対話の前後脈絡が除去され、本意でなく誤解を招くように制作されたのではないのか。