【社説】資源外交、なぜこんなにウワサ話が多いのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.19 16:15
海外の資源開発事業を巡り、ウワサ話が花盛りだ。民間業者が推進したアフリカ・カメルーンのダイヤモンド開発や東南アジアにあるミャンマーのガス田探査事業が論争の標的になっている。資源外交という名前を借り、権力の実勢が介入した権力型汚職だという主張が一部から流れ出ている。このような疑惑が大きくなれば、当事者は当然、流言や推測だと反論する。しかし蓋を開けて見ると釈然としない部分があちこちに見える。
カメルーンのダイヤモンド開発事業は、典型的な株価ねつ造疑惑の気配が漂っている。昨年末、「シー・アンド・ケー」という会社は非常に大規模なダイヤモンド鉱山の開発権を獲得したと発表した。当時、外交通商部は異例ともいえる広報資料を出した。「民間が先導し、政府が後押しする資源開発協力の成功モデル」というのだ。この過程で政府の“実勢”は、カメルーンを直接訪問した。おかげでシー・アンド・ケーの株価は最高5倍に跳ね上がった。その間、シー・アンド・ケーの役員は、株式を処分して数十億ウォンの差益を残した。結果的に政府がその片棒を担いでいて、あきれるばかりだ。