<大規模 停電事態>国家主要施設も“ストップ”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.16 09:33
韓国電力(韓電)が電力危機に対応して準備した「電力遮断マニュアル」が作動しなかったという批判の声が高まっている。15日午後、韓電が地域別に順に電気を遮断する輪番停電の過程で「遮断除外対象」の電気までが切れたからだ。商業施設や工業団地のような場合、少なくとも1時間前に予告して電力を遮断することになっているが、これも守られなかった。
マニュアルによると、電力不足で送電を制限する場合、電力を遮断する順序は「一般住宅-軽工業団地-その他の重要顧客」の順となっている。最初に電力が遮断される一般住宅と低層マンション、小規模商店街などは予告なく電力を遮断できる。
問題は軽工業団地と商業業務用施設。これらの施設は停電による被害を考慮し、電力遮断1-2時間前に停電を予告することになっている。しかし全国各地で「予告のない停電で原料が使えなくなった」という工場主の声が相次いだ。