豪裁判所「アップルは三星による被害を立証するべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.08 08:34
三星(サムスン)の「ギャラクシータブ」がアップルの「iPad」の売り上げに及ぼした影響が数値として公開されるのか注目されている。アップルが起こした「ギャラクシータブ10.1」の特許侵害訴訟を担当するオーストラリア・シドニー連邦裁判所の判事が、「アップルの主張が力を得るには『iPad』が『ギャラクシータブ』により米国・英国で被った売り上げ被害を数値で証明しなければならないだろう」と話したためだ。
アップルは、三星が「iPad」を模倣した「ギャラクシータブ10.1」を作り「iPad」の販売に影響を及ぼしているとし、オーストラリアでこれの販売禁止を求める内容の訴訟を7月にこの裁判所で起こした。これに対し三星電子は「iPad」の米国・英国での売り上げを公開するようアップルに要求した。「iPad」が「ギャラクシータブ」のために被害を受けたと言うならば、これを実際の販売数値を公開して立証すべきということだ。
ブルームバーグはシドニー連邦裁判所の判事が「アップルから販売数値を強制的に受け取りはしない」として三星電子の要請を断ったと6日に報道した。判事はしかし、「アップルがこれを数値で立証できないならば『iPad』が『ギャラクシータブ』のために被害を受けたと結論を出すのは困難だろう」と話した。数値を出すよう強要はしないが、アップルが裁判での勝利を望むなら自発的に公開した方が良いという意味だ。