<大邱世界陸上>男子走り幅跳びで韓国初の決勝進出者
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.02 09:02
予選を終えた後、キム・ドクヒョン(26、光州広域市庁)はやや口角を上げた。この表情は彼が内心、大喜びしているという表示だ。彼は寡黙で表情がない。キム・ドクヒョンは陸上連盟が斡旋した外国コーチはもちろん海外練習も拒否し、国内のコーチと韓国だけで練習を続ける頑固な選手として有名だ。
その異端児キム・ドクヒョンが韓国陸上のプライドを見せた。キム・ドクヒョンは1日、大邱(テグ)スタジアムで行われた男子走り幅跳び予選で8メートル2をマークし、全体の11位で決勝に進出した。今大会の韓国選手のうち予選を通過して決勝に進出した選手はキム・ドクヒョンが初めて。男子20キロ競歩のキム・ヒョンソプは6位に入ったが、予選なしに決勝を行うレースだった。走り幅跳び種目は参加選手36人のうち上位12人が決勝に進出した。
キム・ドクヒョンは今シーズン三段跳びに集中し、走り幅跳びの練習は相対的に少なかった。昨年11月の広州アジア競技大会以降、一度も大会には出場せず、今シーズンの記録自体がなかった。キム・ドクヒョンの個人最高記録は8メートル20だが、予想決勝進出記録の8メートル10をクリアできるかどうかは疑問視されていた。