統一部長官候補の柳佑益氏、北朝鮮も「対話できる相手」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.31 10:43
統一部長官に指名された柳佑益(リュ・ウイク)氏は李明博(イ・ミョンバク)大統領の個人シンクタンクだった国際政策研究院(GSI)の出身だ。李大統領がソウル市長時代に作ったこの研究院は、2007年のハンナラ党大統領候補選挙戦と大統領選挙本戦で韓半島大運河・国際科学ビジネスベルトなどの主要公約を生み出した政策の産室だ。柳氏はGSI院長を務めた。李大統領の陣営では「李明博執権哲学のイデオローグ(理論家)」と呼ばれた。
柳氏と李大統領の縁は1990年代中盤にさかのぼる。当時から韓半島大運河を構想中だった議員2期目だった李氏がソウル大の地理学者だった柳氏を訪れ助言を求めたのが最初の出会いだったという。李氏がソウル市長に就任すると柳氏は市政開発研究院諮問委員を務め市政を補佐し、2006年6月に李氏がソウル市長の任期を終えると陣営に参加した。2008年2月に李大統領が就任すると初代大統領室長(旧青瓦台秘書室長)に起用された。