<大邱世界陸上>ロブレス、110mハードルで反則…劉翔、「金」奪われた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.30 10:04
大邱(テグ)世界陸上選手権大会男子100メートルでウサイン・ボルト(25、ジャマイカ)がフライングで失格になり、大きな衝撃が広がったが、男子110メートルハードルでもスター選手の失格が続いた。男子110メートルハードルは歴代最高記録1-3位のダイロン・ロブレス(25、キューバ)、劉翔(中国、28)、デイビッド・オリバー(29、米国)の3選手が出場し、激戦が予想されていた。
世界記録保持者のロブレスは29日、男子110メートルハードル決勝で好スタートを切った。7台目のハードルまで1位を維持した。しかし劉翔が猛烈な勢いで追い上げた。8台目のハードルを越えて劉翔はロブレスを追い抜いた。この瞬間、劉翔の優勝が予想された。しかし9台目ハードルを越える際、ロブレスが右手で劉翔の左手首をつかんだ。劉翔はバランスを崩した。10台目のハードルでもまた2人はぶつかった。劉翔はハードルに引っかかり、スピードを落とした。普段は最後のハードルを越えてから7歩で決勝ラインを通過する劉翔はさらに一歩が必要となった。これに対しロブレスは10台目のハードルを越えて普段通りに7歩で決勝ラインに入った。