【社説】北朝鮮の勲章を受けたスパイが民主化運動家とは…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.26 15:21
韓国地下党組織「旺載山(ワンジェサン)」の人物が93年8月当時、北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席に会って‘接見教示’を受け、18年間にわたりスパイとして活動してきたというのは衝撃的だ。 旺載山の組織員の中には盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時の国会議長秘書官も含まれている。 組織員らは功労が認められて北朝鮮勲章も受けた。 「南朝鮮革命」を図った定着スパイが20年近く活動し、国家機密を扱う国会議長の秘書官がスパイとはあきれる。 民主化運動の関係者と認められたスパイもいるとは言葉を失う。
検察は昨日、旺載山の組織員5人を国家保安法上の反国家団体構成・加入、間諜、特殊潜入容疑で逮捕、起訴した。 80年代に主体思想派として活動したこの組織のトップは「朝鮮労働党と金正日(キム・ジョンイル)に対する無限の忠誠と死を辞さない革命闘争」を誓ったという。 彼は01年に北朝鮮労働党225局(対外連絡部)の指令を受け、組織員を集めて旺載山を構築した。 これを通してソウル・仁川(インチョン)地域を舞台に活動し、政治・軍事資料、運動圏団体の内部動向を収集したことが把握された。