【社説】南北露の経済協力も核問題解決がカギ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.22 16:26
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の対外経済への歩みが慌ただしい。5月に中国を訪問し、羅先(ラソン)特区と黄金坪(ファングムピョン)特区の開発に合意してから3カ月ぶりにロシアを訪問した金総書記は、まず最初にアムール州にあるブレヤ水力発電所を訪れた。ロシアはこの発電所で生産された電気を北朝鮮に送るという提案をしたことがある。金総書記は引き続き3日間ほど列車に乗って東シベリアのバイカル湖近くにあるウランウデまで移動し、ドミートリー・メドベージェフ露大統領と首脳会談を開く予定だ。
首脳会談では、サハリン産天然ガスを北朝鮮を経由して韓国に送るパイプラインの建設問題を議論する見通しだ。メドベージェフ大統領は15日に光復節を祝う書信を金総書記に送り、パイプライン建設に北朝鮮が協力することを呼びかけた。北朝鮮もガス管建設に積極的であると伝えられている。実際、金総書記は2000年の第1次南北首脳会談以降、パイプライン建設に期待する発言を数回行ったことがある。パイプライン通過料として年間最大1億ドル程度の現金収入が生じ、ロシア産天然ガスを低価格で供給される機会も得られるからだ。