【噴水台】野球の神様
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.20 12:44
初めから彼が「野神」と呼ばれていたわけではない。2002年、金星根(キム・ソングン)監督が率いるLGツインズが金応竜(キム・ウンヨン)監督の三星(サムスン)ライオンズと韓国シリーズで対戦した。客観的に三星の圧勝が予想されたが、LGの反撃も相当なものだった。しかし結局、三星が4勝2敗で初優勝を手にした。すでにヘッテで9度も優勝を経験した金応竜監督も試合後、「金星根監督は野球の神様ではないかと思うことが何度もあった。負けると思った」と首を横に振った。
この頃まで、この「野球の神様」という表現は、「これほどの相手に勝った私はもっとすごいだろう」という金応竜監督の老練な比喩と見なされていた。しかし金星根監督は2007年にSKワイバーンズの監督に就任して以来、4年連続で韓国シリーズに進出、うち3回の優勝を果たし、真の「野神」の威容を表した。その彼が再契約問題で球団と対立し、18日に更迭された。野球ファンには大きなショックだ。