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LGとソニー、激しい特許紛争から和解

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.12 08:53
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LG電子とソニーが昨年から激しく対立してきた特許紛争に終止符を打ち和解した。最近三星(サムスン)電子とアップルなど世界のIT業界で特許戦争の兆しが本格的に拡大する中で出てきた紛争終了合意であることから注目される。LG電子は11日、「ソニーと特許侵害訴訟を互いに取り下げることで最近合意した。両社はクロスライセンスを結び互いの特許を共有することにした」と明らかにした。具体的にどのような特許を相互に使うことにしたのか、期間はどの程度なのかなどの契約内容については公開しなかった。

両社間の特許紛争は、ソニーが昨年12月に米国際貿易委員会(ITC)と連邦裁判所にLG電子の携帯電話を対象にした特許侵害訴訟を提起して始まった。LG電子もこれに対抗して今年2月にソニーが自社のブルーレイ標準技術と信号受信・処理に関する8種類の特許をデジタルテレビとゲーム機に不当に使ったとしてITCに2件の訴訟を提起した。LG電子はまた、同じ月にカリフォルニア連邦裁判所にソニーがデジタルテレビなど11種類の特許技術を侵害したとして訴訟を起こし、ソニーもやはりカリフォルニア連邦裁判所にLG電子を相手取りLCD技術など2件の特許侵害訴訟を起こし対抗した。LG電子は3月にオランダと西欧諸国でソニーのプレイステーション3の輸入禁止仮処分訴訟を提起した。LG電子は現在ソニー以外に米ワールプールと冷蔵庫の反ダンピング提訴を、独オスラムと発光ダイオード(LED)特許訴訟をそれぞれ進行中だ。

 
LG電子関係者は、「訴訟を通じて得られるものも多いが、最後まで戦うより中間で合意するほうがより良い結果になることもある。訴訟中にも着実に合意に向けた努力を続けており、今回はその実を結ぶことになったもの」と説明した。この関係者は、「これまで着実に補強してきた特許チームが自らの役割を確実にやり遂げた。ソニーとの訴訟は関わっている分野も広く、地域も米国と欧州にまたがり関心が集中したが、今回はうまく終えられた」と話している。

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