【コラム】豪州韓国人の独島愛(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.11 16:16
7月中旬に2週間ほどオーストラリアへ行った。 豪シドニーにある「祖国愛、独島愛、豪州連合会」の招待でシドニー、キャンベラ、メルボルンなどで独島講演をするためだった。 対象は豪州に住む韓国人だ。 「豪州連合会」を率いるコ・ドンシク会長は08年、独島(ドクト、日本名・竹島)問題と関連し、豪州の日本大使館前で抗議集会を主導した人物だ。 コ会長はシドニーでのピアノ事業で成功した企業家でもある。 コ会長は抗議集会を終えた後、現地韓国人に対する独島教育の必要性を感じ、韓国の専門家らを何度かシドニーに招待している。 おかげで私は今年まで3年連続で豪州に行っている。 そのためか、シドニーの韓国人社会で私はかなりよく知られているようだった。 それは講演を聞きに来た人の数を見ても感じることができた。 シドニー韓国人社会のメディアも私に関する記事を好意的に書いてくれた。 何よりも独島に関心を持ってくれるというのがうれしかった。
シドニーで講演を終えてキャンベラに行った。 キャンベラは豪州の首都であるためか、行政機関の建物が都市の多くを占めているという印象を受けた。 私はそこで豪州大使をはじめ、韓国公館の人たちに会った。 良い出会いだった。 そして資料を集めるためキャンベラ国立図書館に行ったが、そこの韓国室に勤める2人の韓国人女性に会ったのが最も印象深かった。 2人は私たちの要請を聞いて貴重な資料を探し出し、私たちを書庫に案内し、いろんな韓国書籍を見せてくれた。 私たちは多くの韓国書籍が豪州国立図書館の書庫にあることを知り、深い感銘を受けた。 私の本も書庫にあった。 キャンベラ国立図書館の韓国室は韓国に関する知識の宝庫だった。 その日夜に開かれた独島講演会には、キャンベラの行政機関に勤める韓国人が多数出席し、期待以上の効果があった。