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KOSPI指数が過去最大幅の急落…“ソウルショック”(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.09 09:26
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この日韓国とアジアの証券市場は恐怖で答えた。KOSPIは取り引き時間に一時7.4%急落した。午後に入って下げ幅を減らしたが、しばらくは恐怖が市場を支配した。2日から始まった恐怖市場の流れは時価総額170兆4906億ウォン(約12兆1125億円)を蒸発させた。これは三星(サムスン)電子(111兆9400億ウォン)と現代(ヒョンデ)自動車(43兆9000億ウォン)、LG化学(25兆6000億ウォン)を合わせた金額だ。アジア市場では日本が2.18%、中国が3.79%、台湾が3.82%、香港が2.17%と一斉に下落した。

世界は米格付け引き下げ後初めて開かれるアジア市場に注目した。アジアは新興国が密集しており、最近最も多くの資金が流入している地域だ。世界の耳目はその中でも韓国に特に傾いた。KB投資証券のキム・スヨン研究員は、「金融市場が最も開放されており、輸出企業が多い韓国は世界経済の行方をはかる“リトマス試験紙”のようだ」と話した。また、「韓国は輸出主導型経済で世界経済の状況に特に敏感にならざるをえない。韓国企業の基礎体力は丈夫で競争力も持っているだけに、最近の暴落は行き過ぎだ」と話した。

 
恐怖は投資家らを確実な安全資産の金に集めた。国際金価格は1オンス当たり1663.8から1710に2.79%高騰した。国内金市場もともに上昇した。金地金業者の韓国金取引所はこの日3.75グラム(1匁)当たり22万9900ウォンに引き上げ、午後に入るとさらに2100ウォンを上げ23万2000ウォンと告示した。国内の金値段が1日に2度上がったのは初めてだ。

一方、8日の欧州主要証券市場は1~3%下落で引け、米ダウ指数は1.69%の下落でスタートした。

◆サーキットブレーカー=直訳すると電気回路遮断機。証券市場では株価が急騰落する際に電気回路遮断器のように株式売買を一時的に中断する制度をいう。現物指数が前日終値より10%以上下落した状態が1分間続くと発動され取り引きが20分間中断される。

◆サイドカー=先物市場の急騰落が現物市場に過度に波及することを防ぐための制度。先物価格が5%以上急騰落する状況が1分以上続いた場合、5分間にわたりプログラム売買が停止する。


KOSPI指数が過去最大幅の急落…“ソウルショック”(1)

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