「ノーベル賞を意識してはいけない」…東大教授が韓国に助言(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.26 15:38
幼い頃、彼の夢は軍人だった。 しかし中学時代、小児まひの後遺症で右腕が不自由になり、その夢をあきらめた。 彼は東京大学物理学科を最下位で卒業した。 しかしその事実を決して恥じない。 勉強よりも探求が重要だと考えるからだ。
小柴昌俊東京大学特別栄誉教授(85)。 「秀才が恐れるべきことは、自分が習ったことはすべて理解したと錯覚することだ。 心の中の探求対象を意味する‘究明の卵’をいつも2、3個は持っていなければいけない」。小柴氏が提示する科学の基本、それは面白さと好奇心だった。
小柴氏は8月7-13日に大田(テジョン)KAISTで開かれる第5回アジアサイエンスキャンプ(ASC)に、高齢にもかかわらず参加することを決めた。 自らASCを創案したためでもあるが、科学教育の必要性、そしてアジアの力を韓国に広く知らせたいためだという。 以下は一問一答。