【コラム】外交の作戦タイムが至急だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.20 10:01
作戦タイムが至急だ。韓中関係を点検する必要がある。中国指導部がなぜ韓国を軽視するのか診断しなければならない。先週、中国軍総参謀長の陳炳徳は欠礼の手法で外交的示威をした。彼は韓国国防長官の金寛鎮(キム・グァンジン)に会い、「米国は覇権主義の象徴だ。米国はベトナム・フィリピンと軍事訓練をするが、これは適切でない」と非難した。公開場所で相手の友人を何度も批判した。
中国政府の韓国軽視は習慣になっている。韓国を特に甘く見ている。他の隣国の北朝鮮・ベトナムに対する態度とは違う。中国はこれらの国をむやみに扱わない。同じ社会主義という伝統のためだけではない。扱いを誤れば頭を痛めることになるからだ。
最近、中国はベトナムと紛争している。南中国海(南シナ海)の領有権をめぐり激しく対立中だ。中国は武力示威をしている。ベトナムは委縮しない。国家主席を務めた元老(レ・ドゥック・アイン、92歳)は「国家の優先課題は主権の守護だ。中国の脅威に退くな」と主張する。