【社説】投資病院は医療産業の未来だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.13 16:25
ソウル胛鴎亭洞(アプクジョンドン)は世界的な「整形クラスター」だ。 日本や中国はもちろん、東南アジアから顧客が集まる。 難病の治療に億ウォン台の費用を喜んで支払うVIP患者も多い。 昨年韓国を訪れた外国人患者は8万人を超える。 これを聞いて医療先進国だと誇るのは井の中の蛙だ。
韓国より医療レベルが低いインドは73万人、マレーシアは72万人の外国人患者を誘致した。 タイは156万人だ。 理由は一つ。 投資開放型病院だからだ。 韓国は零細な病院が各個撃破式に患者を誘致して管理する。 医療機関5万9255カ所のうち医院2万7027カ所、歯科医院1万4242カ所だ。 全体の70%が医師1-2人が運営している。 このため先端医療装備や新技術は費用負担のため考えにくい。
政府が09年に新しい成長動力に「グローバルヘルスケア」を指定し、投資開放型病院を推進したのもこのためだ。 全国1%の頭脳が集まった医療陣のレベルに適切な投資が結びつけば、医療サービスの新しい地平が開かれるのではないだろうか。 ところが李明博(イ・ミョンバク)大統領の「慎重に推進しなさい」という一言が足かせになっている。 医療費の負担が増え、医療死角地帯がさらに疎外されるという指摘のためだ。 何よりも持つ者と持たざる者の間に医療恩恵の不平等を招くおそれがあるという「親庶民」を前面に出した二分法にとらわれているようだ。