「軍でのいじめによる自殺は他殺と変わらない」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.12 10:52
「ちょうど10年前のきょうです。男なら陸軍に行かなければと、軍に行ってからは誇らしいと手紙を送ってきた息子が銃で命を絶った日が…。ところで10年が過ぎたいまでもなぜ全く同じことが軍で起き続けるのですか」。
仁川(インチョン)海兵隊第2師団での銃器乱射事件に続き海兵隊第1師団の兵士の自殺のニュースが伝えられた11日、「いまでも軍人を見ると胸が張り裂けそうになる」というパク・ボンスンさん(55)と電話で話した。パクさんの息子のユ・ジャンヒョン二等兵(当時20)は2001年3月に入隊し、一山(イルサン)の第9師団白馬部隊に配置されから37日後に死亡した。苛酷な行為に耐えられず銃で自殺した。パクさんは顔を公開するのをはばかった。「この10年の歳月、息子と兄、孫を胸に刻んで生きてきた家族の心がまた苦しくなりそうで」と話した。先週末には碧蹄(ピョクチェ)臨時奉安所に安置され息子に会ってきたといった。パクさんは、「海兵隊銃器事件の加害者も結局は被害者だ。全てを個人の問題にする軍の姿勢が最も大きな問題だ」と指摘した。
――軍が事件を隠すという話なのか。