韓日ゴルフ対抗戦で光ったノブレスオブリージュ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.11 18:08
ゴルフ場にも「ノブレスオブリージュ」が広がっている。ノブレスオブリージュとは、高い社会的身分に相応する道徳的義務を意味する言葉だ。 ローマ時代に王と貴族が見せた透徹な道徳意識と率先垂範する公共精神に由来する。
ゴルフ場の会員の多くは社会・経済的地位が高い。 これまでゴルフ場の会員は自分たちの権利を重要視してきた。 首都圏の名門ゴルフ場でプロゴルフ大会が開催されない最も大きな理由は会員の反対のためだ。 高価な会員券を購入した会員の立場では、大会のために自分たちのラウンド権利を譲るというのは喜べない。
メジャー大会のKLPGA選手権大会は01年から09年まで京畿道驪州郡(キョンギド・ヨジュグン)のJゴルフ場で開催された。 メジャー大会にもかかわらず水曜日から金曜日まで3ラウンドで行われた。 Jゴルフ場側は「2010年からはメジャー大会は4ラウンドとする」というKLPGAの方針が決まると、大会の開催を放棄した。 会員が強く反対するため、週末まで大会期間を延長するのは不可能ということだった。 4ラウンドで開催されればプロアマと公式練習ラウンドを含めて少なくとも1週間は一般人のコース使用が難しくなる。 Jゴルフ場だけでなく、ほとんどの会員制ゴルフ場も事情は似ている。