李大統領が対北朝鮮基調の転換を示唆
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.02 12:03
李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、南北関係と関連し、「昨年の天安(チョンアン)艦爆沈と延坪島(ヨンピョンド)事態で不安な情勢になったが、私たちはそこで立ち止まっていることはできない」とし「何よりも信頼を回復できるよう真正性と責任感を持ち、対話と協力の道に進まなければならない」と述べた。この日、ソウル蚕室(チャムシル)室内体育館で開かれた第15期民主平和統一諮問会議の発足式でだ。また李大統領は「南北がともに経済的に繁栄し、これを基盤に平和統一の道を開いていく必要がある」と強調した。
李大統領が5.9ベルリン提案(「北朝鮮が非核化に合意すれば来年3月26-27日の核安全保障サミットに金正日国防委員長を招く」)をした後、民主平和統一諮問会議の関係者に会ったのは今回が3回目となる。ベルリン提案当時、「北朝鮮の謝罪問題は6カ国協議やさまざまな南北問題の基本」と述べた李大統領の発言の程度は次第に「今は北朝鮮が責任ある姿勢で出てくるべき」(5月25日諮問委員招請懇談会)、「南北が協力して信頼できるようにすべき」(6月21日の任命状授与式)と低下している。今回は「私たち」と「南北」の真正性と責任論を強調するところまで進んだ。
これに関し青瓦台の関係者は「北朝鮮に対話の真正性があれば、その間のテロに対する謝罪をできない理由はないというのが李大統領の基本認識」と述べたうえで「しかし以前に比べて対北朝鮮接近法で融和的な雰囲気であるのは確か」と伝えた。