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グローバル人材が韓国を選択した理由(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.15 14:13
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IBMやソニーのような企業で働くのが夢のような時期があった。 韓国だけでなく世界のどの国へ行こうと、この企業の職員ということで身分が保証された。 しかし今は状況が変わった。 三星(サムスン)・現代(ヒョンデ)車・LGブランドが世界の人々に広く知られている。 同時に、ここで働こうと韓国に来る外国の高級人材が急増している。 その結果、昨年末基準で国内で働く事務職外国人の数は1万人を超えた。 こうした「ホワイトカラー外国人」が夢見るコリアンドリームとは何か。 会って韓国企業を選択した理由と抱負を尋ねた。

◇LS電線のハソントゥンさん(ベトナム)

 
「韓国から成長の秘訣を学ぶ」

2009年7月、LS電線に研究員として入社したハソントゥンさん(29)はベトナムで屈指の秀才だった。韓国でいえばソウル大に比肩するベトナム国立ハノイ大学(化学専攻)でも英才班に属していた。 新入生のうち高校の成績が卓越した約70人が選抜される特別班だった。 卒業後、英才班の大半は欧米などの先進国に留学する。 しかしハソントゥンさんは韓国のKAIST(韓国科学技術院)を選択した。 すでに韓国企業への就職を心に決めていたのだ。 ハソントゥンさんは「40-50年前の韓国と現在のベトナムの経済状況が似ていて、韓国で働きながら急速な経済成長の秘訣を学んでみたかった」と話した。

KAIST(韓国科学技術院)を卒業した後、韓国企業3社に入社志願書を提出した。 このうち国内研究開発(R&D)センターでの仕事を提案したLS電線に就職した。 そのほかの会社はハソントゥンさんが自社のベトナム法人で働くことを望んだ。 ハソントゥンさんは「ベトナムではなく韓国で生活しながら、高速成長の基礎となった企業文化を体験したかった」とLS電線に決めた理由を明らかにした。

韓国企業に入ってみると、ベトナム企業と文化が似ていながらも異なる点が多かった。 まず韓国とベトナムは儒教文化が根深いという共通点があった。 このため上司と部下職員という垂直的な職場文化にはすぐに慣れた。 定期的に会食をし、人間関係を深めるために酒を飲む文化も大きな違いはなかった。

しかし仕事をするスタイルははっきりとした差があった。 ベトナムの会社員は午後5時には退勤する半面、韓国の会社員は毎日のように夜勤をした。 ハソントゥンさんは「KAIST(韓国科学技術院)でも友人が朝方まで残って研究するのを見て韓国人の底力を感じた」と述べた。 また「こうした熱情が企業競争力の源泉になっているようだ」と語った。 ハソントゥンさんは「LSで長く働きながら韓国企業の人材管理要領も学び、韓国人のネットワークも築いた後、ベトナムに戻って事業をしたい」と抱負を語った。


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    2011.06.15 14:13
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    LS電線に勤務しているベトナム出身のハソントゥンさん。
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