現代車の短いストライキが残した宿題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.13 14:13
労組組合員パクさんの自殺事件で停止した現代(ヒョンデ)自動車牙山(アサン)工場の生産ラインがまた稼働を始めた。現代車の労組と使用者側は11日、「パクさんの遺族に対する慰労金支払いと就職斡旋、工場長名の談話文掲載、労組活動保障」などに合意したと発表した。この日午後5時、2000余人の職員が生産ラインに入り、「ソナタ」「グレンジャー」の生産が再開された。操業中断が長引くおそれがある状況だったが、大きな問題なく終わったのだ。労組執行部と会社がともに冷静さを失わず、静かに処理したのは高く評価される。
実際、当初は心配が多かった。パクさんの遺書からタイムオフ制関連の内容が発見され、労組側には「会社が労組活動を抑圧し、同僚を死に追い込んだ」として強硬姿勢が見られた。一部のメディアは「タイムオフ制戦争」という表現も使った。 「揮発性の強いタイムオフ問題が関係しているだけに、労使対立が激しくなり、現代車工場内で最も成果が良い牙山工場の足かせとなるだろう」という観測まで出てきた。