KTXの安全性問題、今度は線路分岐器が議論の的に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.09 08:42
高速鉄道(KTX)2期区間東大邱(トンデグ)~釜山(プサン)間に設置した線路分岐器は時速300キロメートル以上では一度も使われたことがない製品だと明らかになった。これに伴い、韓国鉄道施設公団が安全性の検証がされていない核心安全装備を導入して使用を中断するという初めての事態を呼び起こしたという指摘が出ている。
鉄道施設公団関係者は8日、「今回問題になった線路分岐器は導入当時から安全性をめぐる議論があった。時速250キロメートル以下の一般鉄道に使われただけで、KTXのように時速300キロメートルを超える高速区間での運営実績がまったくなかったため」と話した。鉄道施設公団は線路と信号システムのような高速鉄道の施設を建設する役割を担当する。コレイル(韓国鉄道公社)は公団からこの施設を譲り受け列車を運営して維持・補修する業務を担当する。コレイル側も「KTX2期区間では開通直後から線路分岐器障害が1日に1.9件ずつ発生した。検証されていない製品を無理に持ってきた結果だ」と指摘した。