金正日が襲撃され北朝鮮が日本に侵攻すると…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.30 10:51
30年にわたり対北朝鮮情報要員を務めた予備役将校が、北朝鮮の後継者の金正恩(キム・ジョンウン)をめぐる権力暗闘を描いた小説を出版した。金正日(キム・ジョンイル)襲撃と北朝鮮軍部の日本侵攻などのストーリーで話題を集めている「金正恩統一戦争」の作家イ・ヨン氏だ。2009年に中領(中佐)で転役した彼は、文学空間新人賞で登壇した後に詩集「月を撃った狙撃手」と国軍捕虜を扱った小説「青い月に負ける」を出した中堅作家だ。第7回韓国戦争文学賞を受賞している。
「金正恩統一戦争」は平壌(ピョンヤン)の金日成政治大学を訪問した金正日国防委員長が金日成(キム・イルソン)の隠し子のキム・グァンイル大領(大佐)に襲撃される場面から始まる。金正日は植物人間となり、後継者の金正恩の後見人を引き受けなければならない張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長は軍部実力者のキム・ヨンチョル偵察総局長の銃で撃たれて死亡する。