金正日、スーパー訪れ痩西湖で船遊び
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.24 10:39
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は訪中4日目の23日、江蘇省揚州で1991年に同地を訪れた金日成主席の痕跡探訪とともに市場経済学習に出た。東北3省の長春から1945キロメートルの距離を約30時間かけての強行軍の翌日のためか動線は目立って単純だった。だが、目的が明確な日程だった。
午前9時ごろ、金委員長は揚州迎賓館を出て名勝地の痩西湖を回りながら一種のノスタルジア外交を展開した。91年に金日成主席が中国共産党総書記だった江沢民とともに水上観光をしながら友情を確かめた場所だ。金委員長は続いて揚州市内から南に30分ほどの距離にあるカン江経済開発区を訪れた。上海幇の後見人の江沢民の故郷にある改革・開放成功地を視察したのだ。ここは太陽光・風力発電設備・数値制御・金属板材加工・生物・医薬・保健食品産業を主軸に構成された工業団地だ。江蘇省が指定した省単位の開発区で2001年9月から稼動している。北朝鮮が開発区を作ればどのような結果を得られるかを確認できる所だ。