【時視各角】国家競争力ランキングは‘無意味’だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.24 10:19
どんなランキングであれ、よい点を受けるのがよい。「順位はほとんど意味がない」と話すにも、上位に入った後に言ってこそ通用する。成績が悪ければ弁解にしか聞こえない。国家競争力の順位というのがまさにそうだ。これには特に意味がないという点、下手をするととんでもない副作用をもたらすという点、知る人はみんな知っている。成績が良くない時、そういう言葉を述べるときまり悪いだけだ。しかし一度考えてみる時になった。スイス有力ビジネススクールの経営開発国際研究所(IMD)の評価で22位という歴代最高の成績を受けたのだから。
まず、首をかしげるような内容が多い。金融危機に揺れるアイルランド(24位)やアイスランド(31位)が新興国の代表走者であるブラジル(44位)より競争力あると見なければならないのか。日本(26位)の競争力が深刻な政情不安を経験しているタイ(27位)と順位一つの差なのか。1位で並んだ米国と香港が同じレベルの国か。