後継者の金正恩も訪中に随行?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.21 10:30
20日に中国を訪問した金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の随行員に後継者の三男・金正恩(キム・ジョンウン)が含まれたかどうかに関心が集まっている。韓国政府当局は金正日の単独訪問の可能性が高いと見ながらも、金正恩が随行している可能性も排除していない。
「金正恩単独訪問」ではないと確認されたが、金正恩が父に同行したとすれば、北朝鮮後継構図や朝中関係に相当な意味があるという点で、政府は事態の把握に力を注いでいる。金正恩が訪中した場合、後継者地位の構築が加速しているという分析が可能だ。昨年9月28日に平壌(ピョンヤン)労働党代表者会を契機に初めて姿を現した後、後継授業を受けてきた金正恩が、わずか8カ月で外交舞台にデビューしたという意味があるからだ。訪中日程が成功した場合、後継体制をさらに固めるうえで金正日と金正恩ともに自信を得るということだ。社会主義体制を標ぼうする北朝鮮政権が前代未聞の3代世襲を宗主国の中国から公認されることになる。