【取材日記】路地の店にまで行くミシュラン…韓食の世界化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.19 08:30
「チン・オクファ・ハルメ・タッカンマリ(鶏一羽鍋)」はソウル鍾路(チョンノ)焼き魚店が並ぶ路地にあった。18日、その店を訪ねた。「ミシュランガイド」のためだ。「ミシュランガイド」はこの家を「異国的風景の市場の路地にある。単純に韓国式の鍋に鶏1羽が入って出てくるが、実においしい」と紹介した。注文をすると、従業員が鶏1羽が丸ごと入った鍋を持ってきて煮込み始めた。非常に原始的で抵抗感のある料理に見えるかもしれない。しかし店にはあちこちに外国人客がいた。
17日、ミシュラン東アジア総括社長バーナード・デルマス氏(56)は「レッドガイド」出版に関する基準を明らかにした。「さまざまな食文化が発達し、私たちが選択するほどのレベルの高級レストランがあり、食に対する国と社会の関心が高くなければならない」。この基準によると、韓国はかなり土台がしっかりしている。私たちも悠久の食文化を誇る。『ミシュラン韓国編』は「キムチには新型肺炎(SARS)予防効果が、テンジャン(味噌)・コチュジャン(唐辛子味噌)には老化防止効能がある」と紹介した。韓国天日塩は世界最高名品といわれるフランスのゲランド(Gerande)塩に比べてミネラルが2倍以上多い。食に対する国と社会の関心も最近大きく高まった。デルマス氏もこの点は知っていた。