インド高位公務員、なぜ今「韓国学習」に熱心なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.11 12:00
「韓国の財閥中心の発展モデルをインドにも適用できますか」「もし企業が政府の開発意図通りに従わなければどうなるんですか」。10日午前、ソウル・獎忠洞(チャンチュンドン)のグランドアンバサダーホテル宴会場。趙源東(チョ・ウォンドン)韓国開発研究院(KDI)国際政策大学院教授の講義が終わるとすぐに質問が続いた。20余りのテーブルの間にインド伝統衣装のサリーを着た女性たちが眼についた。宴会場に集まった101人の聴衆はインド高位公務員団(IAS)所属公務員たちだ。韓国の中央政府官庁の局長級に相当する14~16年目の公務員たちだ。9日に始まった2週間の「インド高位公務員団韓国研修」の2日目、趙教授の「政府と企業関係」という講義時間だった。
インド高位公務員の韓国学習熱が熱い。インド中央公務員教育院が8週間の局長級公務員研修過程のうち2週間を韓国海外研修に割り当ててすでに4年目だ。2007年に初めて教育を始める時はKDIのほかに米シラキュース大、ハーバード大政策大学院ケネディスクールなどと共同で海外研修を進めた。だが、昨年からはKDIが単独で研修プログラムを担当している。これまで6回で890人余りの公務員が韓国を訪れた。