北朝鮮の上流層がこだわる最高商品は三星製品
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.09 17:37
北朝鮮で裕福な暮らしをする住民は外国製のブランド服を着て、カラーテレビを楽しみ、ノートブックを使う。 デジタルカメラも韓国産の三星(サムスン)にこだわる。 一方、貧しい家は履き物のゴム底が磨り減らないように布をかぶせて履く。 北朝鮮専門メディアのデイリーNKがこうした北朝鮮の「貧富の差」生活像を9日報じた。
北朝鮮で下層民に分類される人たちは経済活動ができず、山間地域に洞穴を掘って暮らしている。 一部はコッチェビ(浮浪者)に転落する。 服は夏・冬用一着ずつがすべて。 履き物はゴム底に布を巻いた便利靴を履く。 運良く運動靴が手に入っても履かない。 市場で売って食糧に変える。 山で野菜を採って一日一日を暮らす。 やや余裕がある時は野菜にジャガイモ粉を混ぜ、名節(韓国の盆・正月)時は貴重な小麦粉を取り出してパンを蒸して食べたりもする。
農作業ができる小さな土地を持っていれば中産階級だ。 トウモロコシ、白菜、大根、ナスなどの野菜を植え、ウサギや鶏などの家畜を育てる。 ほとんど市場で売り、生活必需品を購入するのに使う。 衣服も少し余裕がある。 季節服とは別に外出着がある。 履き物も作業靴2-3足、運動靴などを持っている。 2部屋と台所がある住宅に暮らす。 しかし電気がほとんど断絶された状態で、水道事情もよくない。 水は共用井戸でくんで使う。 暖房はできず、山から運んだ木で寒さをしのぐ。